「折りたたみ自転車って実際どれを選べばいいの?」通勤や輪行を考えているあなたなら、一度はそう悩んだことがあるはずです。コンパクトに折りたためる利便性は魅力的ですが、いざ購入しようとすると価格帯・タイヤサイズ・重量・変速段数など、チェック項目が多くて迷子になりがちです。
筆者は10年以上にわたって自転車通勤と週末輪行を楽しんでおり、これまでに7台の折りたたみ自転車を実際に乗り比べてきました。その経験をもとに、2024年最新の折りたたみ自転車おすすめ10選と、後悔しない選び方を徹底解説します。電車に乗せる「輪行」から毎日の通勤まで、あなたにぴったりの1台が必ず見つかります。

折りたたみ自転車の選び方|失敗しない5つのポイント
折りたたみ自転車は「折りたためる」という共通点こそあれ、その中身は製品ごとに大きく異なります。購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、まず押さえるべき5つのポイントを確認しましょう。
①タイヤサイズで用途が変わる
折りたたみ自転車のタイヤサイズは主に16インチ・20インチ・24インチの3種類です。それぞれの特徴は以下の通りです。
- 16インチ:折りたたみサイズが最もコンパクト。輪行袋への収納がしやすく、電車移動が多い方に最適。ただし走行速度は遅め。
- 20インチ:折りたたみ自転車のスタンダードサイズ。コンパクトさと走行性能のバランスが良く、初心者に最もおすすめ。
- 24インチ:一般的なシティサイクルに近い走行感。折りたたみサイズは大きめだが、長距離も快適に走れる。
毎日の通勤がメインなら20インチを選ぶのがベストです。電車に頻繁に乗せる場合は、16インチも視野に入れましょう。
②車体重量は「持ち運び頻度」で判断する
折りたたみ自転車の重量は8kg〜15kgが一般的です。アルミフレームなら10〜12kg前後、クロモリ(スチール)フレームは12〜15kg程度になります。カーボンフレームモデルは7〜9kgと軽量ですが、価格は10万円を超えることがほとんどです。
輪行で電車に乗せる機会が多いなら10kg以下を目指したいところ。駐輪場に置きっぱなしで乗り回すだけなら、多少重くても問題ありません。実際に持ち上げてみることが、重量選びの一番の近道です。
③変速段数と価格帯の関係
変速なし(シングルスピード)のエントリーモデルは2〜4万円台から購入可能。坂道が少ない平坦な通勤路なら変速なしでも十分です。しかし、起伏のある道を走るなら7段〜8段変速が搭載されたモデルを選びましょう。価格帯は5〜10万円が中心で、快適さが格段に上がります。
なお、タイヤの空気圧管理は走行性能に直結します。折りたたみ自転車でも基本は変わらないので、クロスバイクタイヤ空気圧完全ガイドもあわせて参考にしてください。
折りたたみ自転車おすすめ10選【2024年最新版】
実際に試乗・長期使用した経験と、最新のユーザーレビューをもとに厳選した10モデルを紹介します。価格・用途別に並べているので、自分に合うモデルを見つけやすいはずです。
コスパ最強の入門モデル(〜5万円)
1. Tern Link A7(ターン リンクA7)
価格:約45,000円/重量:11.4kg/タイヤ:20インチ/変速:7段
Ternブランドの定番エントリーモデル。折りたたみ時のロック機構が優秀で、不意に開く心配がありません。アルミフレームで剛性が高く、はじめての折りたたみ自転車として完成度が高い1台です。
2. Dahon Speed D8(ダホン スピードD8)
価格:約55,000円/重量:11.5kg/タイヤ:20インチ/変速:8段
世界で最も売れている折りたたみ自転車ブランドの一つ。8速シマノ変速で坂道も楽々。折りたたみ時間は約15秒と素早く、駅での乗り降りがスムーズです。
3. ブリヂストン Bridgestone Chero(チェロ)
価格:約40,000円/重量:14.8kg/タイヤ:20インチ/変速:6段
国内大手ブランドならではのアフターサービスの充実が魅力。重量はやや重めですが、品質管理が徹底されており長期使用でも安心感があります。国産ブランドを選びたい方に。
走行性能重視のミドルモデル(5〜10万円)
4. Tern Verge N8(ターン バージN8)
価格:約88,000円/重量:10.1kg/タイヤ:20インチ/変速:8段
折りたたみ自転車でありながら、スポーツバイクに近い走行感が得られるモデル。剛性の高いアルミフレームと大径クランクの組み合わせで、ペダルを踏む力がしっかり前進力に変換されます。速く走りたい方の最有力候補。
5. Brompton C Line Urban(ブロンプトン Cライン アーバン)
価格:約175,000円/重量:11.5kg/タイヤ:16インチ/変速:3段
折りたたみ自転車の最高峰として名高いBrompton。折りたたみ時のコンパクトさは他の追随を許さず、電車の手荷物スペースにもすっぽり収まります。価格は高めですが「一生モノ」として選ぶ価値がある名車です。
6. Tyrell FX(タイレル FX)
価格:約95,000円/重量:9.1kg/タイヤ:20インチ/変速:8段
国産ブランドTyrellの人気モデル。9kg台の軽量アルミフレームで、輪行時の取り回しが非常に楽。スポーティなデザインも人気の理由の一つです。
軽量・ハイエンドモデル(10万円以上)
7. Birdy(バーディ)Air
価格:約145,000円/重量:9.6kg/タイヤ:18インチ/変速:9段
ドイツ製の高品質折りたたみ自転車。サスペンション搭載で路面の振動を吸収し、長距離でも疲れにくい設計。9速シマノ変速で坂道の多いエリアにも対応します。
8. Dahon Boardwalk(ダホン ボードウォーク)S1
価格:約55,000円/重量:11.0kg/タイヤ:20インチ/変速:1段(シングル)
シンプルなシングルスピードながら、メンテナンスのしやすさが抜群。変速機がないぶん故障リスクが低く、自転車整備に不慣れな方でも安心して使えます。平坦な通勤路に最適。
9. KHS F-20 T(ケーエイチエス)
価格:約75,000円/重量:11.8kg/タイヤ:20インチ/変速:7段
台湾の老舗メーカーKHSが手がける実力派モデル。スチールフレームの乗り心地の柔らかさが特徴で、毎日の通勤でも疲れにくいと評判。クラシックなデザインで街中での存在感も抜群です。
10. Tern Surfer(ターン サーファー)
価格:約70,000円/重量:11.5kg/タイヤ:20インチ/変速:7段
通勤からちょっとしたサイクリングまで幅広く使えるオールラウンダー。泥除けやキャリアが標準装備に近い形で取り付けやすく、日常使いに特化した実用性の高い1台です。

折りたたみ自転車と他のカテゴリの違い|クロスバイクとの比較
「折りたたみ自転車とクロスバイク、どちらを選べばいいか迷っている」という方は多いです。両者の違いを整理すると、選択基準がはっきりします。
収納・持ち運びのしやすさ
折りたたみ自転車の最大のアドバンテージは、やはりコンパクトに折りたためること。マンションのような玄関スペースが限られた住環境や、電車を使う輪行では折りたたみ自転車の圧勝です。一方、クロスバイクは折りたためない代わりに走行性能が高く、20〜30kmの通勤や週末ライドに向いています。
走行性能の比較
タイヤが大きいクロスバイクは1漕ぎあたりの進む距離(ケイデンス効率)が高く、スピードが出やすい傾向にあります。折りたたみ自転車の20インチタイヤは、クロスバイクの700Cタイヤと比べると加速感や最高速度でやや劣りますが、最近のモデルは改良が進み差は縮まっています。
クロスバイクについて詳しく知りたい方は、クロスバイクおすすめ10選【初心者向け選び方】もぜひご覧ください。折りたたみ自転車と比較しながら選ぶ際の参考になります。
カスタマイズ・アクセサリーの豊富さ
折りたたみ自転車はタイヤや変速系などのカスタマイズパーツが限られますが、日常使いに必要なアクセサリーは充実してきています。カゴの後付けについてはクロスバイクカゴ後付け完全ガイド【おすすめ10選】も参考にしてください。折りたたみ自転車でも応用できる取り付けアイデアが満載です。
折りたたみ自転車の快適性を高めるおすすめアクセサリー
折りたたみ自転車は本体だけでなく、アクセサリーの選択でも乗り心地が大きく変わります。特に毎日通勤で使う方には、以下のアイテムを強くおすすめします。
サドルのアップグレードで痛みを解消
折りたたみ自転車に最初から付いている純正サドルは、コストダウンのためにクッション性が低いものが多いです。長時間乗るとお尻が痛くなる場合は、サドルの交換が最も効果的な対策です。サドル選びに迷ったら自転車サドル選び方|痛みを解消するおすすめ10選を参考にしてください。折りたたみ自転車のシートポスト径に合うモデルを選ぶのがポイントです。
輪行袋は必須アイテム
電車での輪行を考えているなら、輪行袋は必須です。折りたたみ後のサイズに合った袋を選びましょう。16インチ・20インチそれぞれ専用の輪行袋が販売されており、価格は2,000〜8,000円程度。ファスナーの開閉がスムーズなものを選ぶと、駅での出し入れがストレスなく行えます。
ライトとロックは必ず用意する
夜間の通勤には前後ライトが法律上必要です。USBで充電できる充電式ライトが使い勝手が良くおすすめ。ロックは折りたたみ自転車のコンパクトさを活かせるワイヤーロックやU字ロックを選びましょう。折りたたんで持ち込む際には、本体とロックをまとめて輪行袋に入れられるタイプが便利です。

折りたたみ自転車の長期メンテナンスと注意点
折りたたみ自転車は頻繁に折り畳む操作が行われる分、ヒンジ部分(折りたたみ機構)の摩耗に注意が必要です。定期的なメンテナンスで長く快適に使うためのポイントを紹介します。
ヒンジ部分の点検と注油
折りたたみ自転車特有のヒンジ部分は、2〜3ヶ月に1回のペースで点検しましょう。ガタつきを感じたらボルトの締め直しを行い、乾燥してきたらグリスを薄く塗布します。ヒンジのガタつきを放置すると走行中の振動が増し、最悪の場合フレームが損傷するリスクがあります。
タイヤとチェーンの管理
タイヤの空気圧は週1回チェックする習慣をつけましょう。折りたたみ自転車の小径タイヤは空気が抜けやすく、適正空気圧を下回った状態で走るとパンクリスクが高まります。チェーンは月1回程度オイルを差し、汚れを拭き取ることで変速の滑らかさと耐久性を維持できます。
また、長距離ライドやスポーツ目的でサイクリングを楽しむ方は、自転車用レーサーパンツ選び方【おすすめ10選】も参考に、ウェアからしっかり整えることで疲労軽減につながります。
折りたたみ自転車を賢く購入する方法
折りたたみ自転車は購入場所と時期によって、同じモデルでも価格が大きく変わることがあります。最後に、お得に購入するためのヒントをお伝えします。
試乗できる専門店を活用する
折りたたみ自転車は試乗してみて初めて分かる乗り心地の違いがあります。特にTern・Dahon・Bromptonの取扱専門店では試乗サービスを行っているケースが多いです。購入前に必ず試乗して、自分の身長・体型に合ったサイズ感を確認しましょう。
サイズが合わない自転車は長距離で膝や腰に負担がかかります。シートポストやステムの調整範囲も事前に確認しておくのがベストです。
オフシーズンのセールを狙う
自転車の購入ピークは春(3〜5月)と秋(9〜10月)です。逆に真夏や真冬はセールが実施されることが多く、人気モデルが10〜20%オフになることも珍しくありません。急ぎでなければオフシーズンまで待つのも賢い選択肢です。Amazonや楽天のセール期間も狙い目です。
まとめ|折りたたみ自転車おすすめ10選
折りたたみ自転車選びで失敗しないための要点をまとめます。
- タイヤサイズ:輪行メインなら16インチ、バランス重視なら20インチ
- 車体重量:持ち運び多いなら10kg以下を目指す
- 変速段数:坂道があるなら7〜8速以上を選ぶ
- 予算:入門なら4〜5万円、本格的に使うなら7〜10万円台
- ブランド:Tern・Dahon・Bromptonなら品質と信頼性が高い
折りたたみ自転車は、正しいモデルを選べば通勤・輪行・週末サイクリングまで1台で幅広くこなせる万能ツールです。「まずは試乗してみる」を合言葉に、ぜひお近くの自転車専門店に足を運んでみてください。
自転車ライフをもっと快適にしたい方は、関連記事のクロスバイクおすすめ10選【初心者向け選び方】や自転車サドル選び方|痛みを解消するおすすめ10選もあわせてチェックしてみてください。あなたの理想のサイクルライフが、きっと見つかるはずです。



